【仕掛・道具】アンドンビシ
以前はアジ・サバやイサキのコマセ釣りでは全盛でしたが、最近プラビシに取って代わられ衰退と一途です。
特に外房、南房でよく使われていて、数年前まではアンドンビシ以外は使用禁止なんて船もありました。ところが今シーズンはそんな船宿も、
「サニービシFL(黄色)の60号に統一する事になりました。」
なんてお触れが出ています。コマセの出が調節しやすく、必要以上にコマセを撒き過ぎないようにするためなんでしょうね。
反面慣れていない人でも適度にコマセが良く出て魚が釣れるというメリットがアンドンビシにはありました。
先日のLTアジに行くために40号のミンチ用アンドンビシを探そうと道具を入れた箱をがさごそしていると、出てくる出てくるアンドンビシがいっぱい出てきました。
そこで紹介を兼ねて、あまり使わなくなったアンドンビシの記念撮影をする事にしたんです。
これが40号イワシミンチのアンドンビシ(LTアジ用)です。オモリが別になっているより、やはりアンドンビシタイプの方がぶらぶらせずオマツリも少なくて使いやすいですね。
これもライトタックル用ですが50号アミコマセのアンドンビシ(ライト五目用)です。
そしてこちらもライトタックル用の横目ビシと呼ばれる30号アミコマセのアンドンビシ(ライト五目用)です。
こちらは60・80号アミコマセのアンドンビシ(イサキ用)です。潮の速さによってコマセの出を調整しようと、ガムテープとシリコンで手を加えてあります。これらを使い分けていたんですよ。
そしてこれが持っているアンドンビシの中で一番の古株かも?80号イワシミンチのアンドンビシ(アジ用)。網目が細かいのでイワシミンチが細かく挽いた物を使うタイプです。
こちらもアジ・サバ用ですが、職漁用で荒く挽いたコマセを一気に出せるように編み目が荒くなっています。夏にサバ漁をやっていた漁師だった師匠に編みなおしてもらった逸品、130号イワシミンチのアンドンビシ(サバ漁用)です。
そして最後にイワシミンチ用横目ビシを改造して深めのポイントでアミコマセを使えるようにした物です。内側にフィルム素材を糸で縫い付け目隠しをしています。130号アミコマセのアンドンビシ(カイワリ五目用)で、椿丸の仕立てで現役使用しています。
アンドンビシだけでもこんなに種類が...、この他にプラビシや鉄火面、カッタクリ用のステンカンなどコマセ道具だけでもいっぱい。家の中に釣り道具が溢れています。
奥方様はもうあきれて何も言いませんけど.....
自分では何処に何をしまってあるか、ちゃんと解っているつもりです。(今はね)
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コメント
まるかつさん こんにちわ。
言葉がでません。。。凄い。
歴史の重みを感じますよ。
投稿: たー坊 | 2011年6月 9日 (木) 14時05分
たー坊さん>
ははは、歴史の重みとはビシの重さですかね。
お目当ての40号LTアジ用ビシを探すのに、次から次にアンドンビシが出て来るので、自分でもびっくりしてしまいました。
20年以上使っていない物もあり、思わず撮影会になった次第です。
この手の古い物が我が家にはかなりあるんです...。
投稿: まるかつ | 2011年6月 9日 (木) 17時04分
まるかつさん
待ってました、博物館長。
網目の違いでアンドンビシもさまざまですね。
洲崎の船頭たちも網目にそれぞれ工夫を凝らして
手づくりビシを披露してくれたことを思い出します。
手づくり釣具は、漁師たちの歴史そのものですね。
投稿: takajinxe | 2011年6月10日 (金) 11時00分
まるかつさん、
サバ漁ってあんな荒いビシ使うの知りませんでした。
知らずに釣具屋においてあったら「着底時にコマセなくなるよ!」って思っちゃいます。
投稿: りんりんパパ | 2011年6月10日 (金) 12時04分
takajinxeさん>
古い物を久しぶりに引っ張り出すと、懐かしくなっちゃって無駄な時間を費やしてしまいます。昔はアジ・サバやイサキはアンドン全盛でしたよね。その内見る事も出来なくなる時が来るのかもしれません。
先日も釣具屋で売れないのか、ワゴンセールで安く出されていましたよ。新旧交代ってことでしょうか....
投稿: まるかつ | 2011年6月10日 (金) 12時07分
りんりんパパさん>
このサバ用だけは市販品ではなく、師匠の手による改造版なんです。だから上の方が手作り感たっぷりでしょ。こんな荒い目のビシは探しても売っていないと思いますよ。
松輪サバをタナでドカ撒きして確実に掛ける仕様なんです。
普通なら来て欲しくないサバを寄せるためのビシってことですね。
投稿: まるかつ | 2011年6月10日 (金) 12時30分
こんばんは。
サバ漁用のビシカゴ、凄い目の粗さですね(笑)
おそらく通常の有漁船のミンチの粗さなら、一瞬で出きっちゃうでしょうね。多分それを狙っているんでしょうけど、写真見て、あまりの凄さに笑ってしまいました。
まるかつさんみたいに釣行を重ねていると、ビシかごが大量にたまっていきますよね。地域によって重さ、網の細かさなどが違ってきますからね~。
ワタクシのマイビシカゴはLTアジ用の40号を改造して30号に仕立て上げたものだけです。あとはオヤジから借ります(笑)
投稿: Colles | 2011年6月11日 (土) 18時24分
Collesさん>
荒く挽いたイワシミンチの半解凍状態のを詰めてタナでドカ撒きするとサバにはちょうど良いんですよ。仕掛けは2本バリで赤い糸を擬似餌として巻いてあるのを使います。
普通のミンチだったら、タナに届く前に全部流れ出てしまうでしょうね。
古い釣り道具は思い出に浸ったりするので、時には良いものです。
投稿: まるかつ | 2011年6月12日 (日) 17時59分
はじめまして!こんにちは
「にほんブログ村」でご近所の方のブログ探してて見つけて来ちゃいました
迷惑だったらごめんなさい<(_ _)>
これの事アンドンビシっていうんですか??
しかもこんなに種類があるんですね!!
魚によって仕様が変わってくるんですね
見た事はあったんですけど知りませんでした(=_=)
勉強になりました。
アナゴって骨まで食べれるんですね~!!おいしそうだなぁ~ジュル
クレイジーソルトこの間買ったんで釣れたらやってみますね~

やっぱ女子としてはその辺も大変参考になりました!!!
また見に来ますね~
投稿: ちょむ | 2011年6月12日 (日) 20時34分
ちょむさん>
ようこそ!迷惑なんて事全くありませんよ。
ご近所なんですか、それはそれは!!たくさん釣れた時に魚をもらってくれると嬉しいです。たくさん釣りたいけど、持って帰って捌くのは大変だし、美味しく食べるには限界がありますからね。
と言っても貧果も多いけどね...。
釣行記だけでなく仕掛けや道具、料理もたくさん記事を書きますのでご贔屓にお願いします。
投稿: まるかつ | 2011年6月13日 (月) 08時35分